ヴェリィ形成皮フ科クリニックの脂肪注入の歩み

ヴェリィ形成皮フ科クリニックでは、2003年の開院当時より脂肪注入を積極的に行ってまいりました。

２０年前から現在に至るまで、脂肪注入における脂肪の採取方法、注入方法等、色々進化をとげてきています。

脂肪採取に関しては、当初は、通常の脂肪吸引用のカニューレ（吸引管）を用い、脂肪を採取するのが一般的でした。

ただそれでは、脂肪を引きちぎって採取することになるため脂肪が傷んでしまいます。

できるだけ脂肪に損傷を加えない方が、脂肪注入の生着率がよいので、恩師の市田正成先生ゆずりのカニューレ（吸引管）の先が鋭なものを用い脂肪をカッティングしながら吸引するようにしておりました。

現在はCRF専用のカニューレ（吸引管）を使用しております。

また、採取した脂肪の精製においても、以前は専用こし器を用い単純に血液成分を取りのぞきそのまま注入しておりましたが、昨今、高性能な特殊フィルターを通し濾過する方法や遠心分離により良質な脂肪だけを抽出する方法などが開発されてきました。

当院でもそれらを導入してきておりますが、現在はコンデンスリッチファット（ＣＲＦ）というウェイトフィルターを用い遠心分離器にかけることで新鮮で健全な濃縮脂肪だけを抽出する方法を好んで用い脂肪精製を行っております。

そして、それら脂肪採取から精製に至るまで、脂肪により不純物がまじらないように、空気に触れることがないように行っております。

その他にも、より良質な脂肪を精製し生着率を向上させるために、採取脂肪の洗浄方法や脂肪を細かく細断する等、より良い脂肪注入のために創意工夫を凝らしております。

ヴェリィ形成皮フ科クリニックでは、常に最先端の脂肪注入を追い求め、日々診療に取り組んでおります。